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お知らせ・ニュース

2025.6.7

公正・公平な選挙を守るために ――改正公職選挙法と今後の課題

今回は、2025年5月に施行された改正公職選挙法と、これからの選挙のあり方についてご報告いたします。

 

● ポスターに「品位保持」規定を新設

昨年の東京都知事選での不適切な掲示を受け、今回の法改正では、選挙ポスターに「品位保持」の規定が新たに加わりました。候補者名の明記が義務付けられ、誹謗中傷や商業宣伝は禁止に。違反時は100万円以下の罰金が科されます。

この改正は、表現の自由を尊重しながらも、有権者の信頼を守るための重要な一歩です。各党が一致して成立させた点からも、社会全体での選挙公正化への意識がうかがえます。

 

● SNS時代の選挙と新たな課題

SNSの普及により、選挙運動はより身近になった一方、偽情報や誹謗中傷も深刻化しています。
「2馬力」行為(当選目的以外の立候補)や、真偽不明な投稿の拡散は、公正な選挙を揺るがすリスクです。現在、与野党でSNS運営側との連携や投稿削除体制の強化などが検討されています。

 

● 啓発と取り締まりの重要性

専門家からは、過度な規制よりも取り締まりや啓発の強化が重要との指摘もあります。
有権者への正しい情報提供や、選挙管理委員会の役割拡大など、制度全体の見直しも求められています。

 

● 民主主義を支える私たちの責任

選挙は、社会の未来を決める大切なプロセスです。誰もが安心して投票できる環境づくりと、正しい情報発信が不可欠です。

私自身も、選挙の信頼性を守るために努力を重ねてまいります。共に健全な民主主義を育んでいきましょう。