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お知らせ・ニュース

2025.5.12

部活動の地域移行の背景と神戸市の取り組みについて

全国的に進む部活動の地域移行は、少子化による生徒数の減少や教員の負担軽減、そして財政面の課題に対応するための大切な改革です。

神戸市でもこの流れを受け、2026年9月から

中学校の部活動を地域クラブ「KOBE◆KATSU(コベカツ)」へ完全移行する計画

を進めています。

昨年度は市内の小・中学生約3万3千人が部活動に参加しており、多くの子どもたちの成長の場となっています。

 

地域移行で広がる新しい可能性
地域クラブへの移行により、子どもたちはこれまでの校区の枠を越えて、

自分の「やりたいこと」を自由に選び、多彩な活動に参加できるようになります。

異なる学校や世代を超えた交流が生まれ、地域の指導者や大人たちとも深いつながりが育まれます。

こうした環境は、子どもたちの社会性や協調性を育てる絶好のチャンスです。
また、教員の負担軽減はもちろん、地域全体で子どもたちを支える仕組みが強化されます。

特に神戸市北区では、6つの地域団体が登録し、サッカーやバレーボール、野球、バドミントン、卓球、空手道など

多様な種目で地域クラブが活発に活動を始めています。地域の皆さまの温かい支えが、子どもたちの笑顔につながっています。

 

直面する課題と市の取り組み
一方で、指導者の確保や活動場所の確保、運営資金の問題、そして家庭の負担増加など、

現場にはさまざまな課題もあります。活動場所が分散することで移動の負担が増えることや、

家庭の事情で参加が難しくなる子どもも出てくるかもしれません。
こうした課題に対し、神戸市は財政支援の拡充や指導者の育成、活動拠点の確保など多面的な対策を進めています。

地域団体やNPO、保護者の皆さまと連携しながら、すべての子どもたちが安心して意欲的に活動できる環境づくりに全力を尽くしています。

 

地域とともに築く、未来につながる部活動
部活動は単なるスポーツや文化の場ではなく、子どもたちが仲間と協力し、心身ともに成長する貴重な時間です。

これからも地域の皆さまと力を合わせ、安全で楽しい活動環境を整え、

子どもたちの未来を明るく照らしていきたいと考えています。
皆さまからのご意見やご質問を心よりお待ちしております。

共に神戸市北区の子どもたちの輝かしい未来を支え、新しい時代の部活動を築いてまいりましょう。