埼玉県では、仮想空間(メタバース)を活用した「埼玉県バーチャルユースセンター」を開設し、
子どもや若者が安心して交流・相談できる場を提供しています。
デジタル技術を活かしたこの試みは、地域の若者支援の新たな可能性を示しています。
メタバースで「若者の居場所」提供
このセンターは、県内の小学生から20代前半までを対象に、交流イベントや個別相談をオンラインで実施。
アバターを使ってクイズ大会などに参加できるほか、専門カウンセラーによる相談も受けられ、気軽に悩みを話せる環境が整っています。
昨年10月から試験運用が始まり、NPO法人「さいたまユースサポートネット」が運営を担当。
月に一度の定例会も開かれ、若者が地域の大人と交流する機会を提供しています。
すでに70名以上が利用し、「学校以外にも話せる場所ができてうれしい」といった声が寄せられています。
デジタル技術を活かした若者支援の広がり
対面のコミュニケーションが苦手な若者にとって、メタバースは心の壁を低くし、
安心してつながれる空間としての可能性を秘めています。
私も兵庫県議会議員として、こうした先進事例を学び、
神戸市北区や兵庫県でも若者の心に寄り添う支援策を模索してまいります。
デジタル技術を活かした地域づくりのあり方を、皆さまと共に考えていきたいと思います。