近年、刑法犯の認知件数が3年連続で増加しており、神戸市北区でも防犯対策の強化が求められています。
安心して暮らせる街づくりに向けた取り組みを紹介します。
防犯カメラの増設と「青パト」の活用
犯罪の抑止や迅速な対応のため、防犯カメラの増設が進められています。地域の公園や街中に設置し、「安心感が増した」との声が寄せられています。また、「青パト(青色防犯パトロール)」の導入も進め、子どもや高齢者の見守り活動と連携し、地域全体で犯罪を防ぐ体制を強化しています。
「孤立防止」と地域づくりが鍵
東京大学の樋野公宏准教授は、「地域のつながりを強めることが防犯だけでなく、住民の幸福度向上にもつながる」と指摘。兵庫県下各地でも、公園の整備や地域イベントの開催を通じて、住民同士のつながりを深める取り組みが進められています。さらに、デジタル技術を活用した「見守りサービス」の導入も期待されています。
より安心・安全な街を目指して
防犯対策の充実に向け、今後も地域住民の声を反映しながら、安心して暮らせる街づくりを進めてまいります。