【急傾斜地工事の必要性】
日本は地震や豪雨による災害が多く、神戸市北区のような山あいの地域では、急傾斜地の崩壊による土砂災害のリスクが常にあります。今回の完成した鈴蘭台北町地区も、長年にわたり危険性が指摘されてきた場所です。
私は、地域の安全確保のため、県議会で繰り返しこの課題を訴え、予算の確保と早期の事業推進を求めてきました。
【事業の経過と完成】
このたび、地域の念願だった急傾斜地崩壊防止施設が完成しました。令和元年度から6年度までの約5年間、県単独の事業として多額の予算を投じて実施され、吹付枠工や鉄筋挿入工などを用いて斜面を安定化。14戸のご家庭を土砂災害から守る重要な施設となりました。
完成した施設の映像を見て、地域の皆さまが抱えてこられた不安が少しでも和らいだことを実感しました。
【感謝を込めた式典】
式典では、鈴蘭台北自治会長のご挨拶に続き、私からも感謝の思いを述べました。工事にご協力くださった地域の皆さま、土地を提供いただいた地権者の皆さま、安全施工に尽力された株式会社基泰組、調整にあたってくださった神戸土木事務所の皆さまに深く感謝申し上げます。
また、神戸市防災課課長をはじめ、関係者の皆さまにも改めて御礼を申し上げました。
【地域の防災意識とともに】
式典の最後には「くす玉開披」が行われ、地域の皆さまと完成を祝いました。皆さまの笑顔が何よりも印象的で、防災意識の高まりを感じるひとときとなりました。
今後も、地域の安心・安全を守るための取組を進めてまいります。