神戸新聞で報じられたとおり、有馬温泉の大型旅館「古泉閣」が6月2日をもって営業を終了することとなりました。創業69年、多くの方々に親しまれてきた旅館の閉館は非常に残念なニュースです。
施設の老朽化に伴う大規模改修が困難となったことが理由とされており、新型コロナウイルス感染症の影響を含め、近年の厳しい経営環境も背景にあります。こうした課題は、有馬温泉に限らず多くの観光・宿泊施設が直面している問題でもあります。
神戸市北区に位置する有馬温泉は、国内外から観光客が訪れる歴史ある温泉地であり、伝統を守りながらも新たな挑戦を続けている地域です。今回の閉館は、地域観光の今後を考える上で大きな課題を投げかけています。
地域経済や観光業の振興には、行政・民間・地域コミュニティが一体となった取り組みが不可欠です。私も県議会議員として、観光施策や地域振興に正面から取り組み、有馬温泉が今後も多くの人々に愛される場所であるよう力を尽くしてまいります。
長年、有馬温泉の魅力を支えてこられた古泉閣の関係者の皆さまに心より感謝を申し上げます。
そして、地域観光のさらなる発展に向けて、これからも皆さまの声を大切にしながら、施策づくりに努めてまいります。