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お知らせ・ニュース

2025.3.23

全ての人が輝く社会へ ~ひきこもり支援セミナーに参加して~

近年、ひきこもりの長期化や不登校の低年齢化が深刻な社会課題となっています。私自身、県議会の中でこの問題に強い関心を持ち、具体的な支援策を進めてきました。

3月14日、兵庫県立のじぎく会館で開催された「ひきこもり支援セミナー」に、公明党の麻田ひさみ県議(川西市・猪名川町選出)とともに参加しました。

 

【厚生労働省の新たな支援の視点】

第1部では、今年1月に策定された「ひきこもり支援ハンドブック」について、厚生労働省の松浦拓郎専門官が解説。ひきこもり支援はノウハウではなく、一人ひとりの心情に寄り添いながら、多様な選択肢を提示することが重要であり、「社会参加や就労はゴールではなく、自尊感情を回復し、自分らしく生きる状態の実現が大切」とのメッセージが心に残りました。

 

【アウトリーチの力と地域連携】

第2部では、NPO法人スチューデント・サポート・フェイス代表の谷口仁史さんが講演。以前、会派の視察で佐賀県の現場を訪れた際にも谷口さんにご指導いただき、今回もロールプレイングを交えた実践的な内容が印象的でした。

「本人に会えない状況こそ、丁寧な準備と継続的な関わりが必要」とのお話に、訪問支援(アウトリーチ)の大切さを改めて実感しました。

 

【共に支える社会をめざして】

セミナーを通じて、支援の課題と手法について理解が一層深まりました。支援者の皆さまの熱意にも感銘を受け、地域社会全体で支える体制づくりの必要性を再認識しました。

誰もが自分らしく輝ける社会の実現に向けて、今後も取り組みを進めてまいります。