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お知らせ・ニュース

2025.3.28

対話と信頼で未来へ――第370回県議会定例会を終えて

3月26日、第370回兵庫県議会定例会が閉会しました。

今議会では、2025年度当初予算案をはじめ、防災・危機管理、不登校やひきこもり支援、若者支援、空き家対策や獣害対策など、県民生活に密着した幅広い課題について議論が行われ、前向きな政策が前進しました。私も議員の一人として、現場の声を丁寧に届けることに努めました。

一方で、「文書問題」に関する特別委員会および第三者委員会からの報告書が提出され、県政にとって大きな節目となりました。

知事は閉会にあたり、県職員に対する謝意と謝罪を述べられました。その姿勢は一定の評価に値しますが、一方で、公益通報者保護法違反の疑いを明確に認めなかった点、告発文書の作成者を処分した対応を改めて肯定したことには強い違和感を覚えています。

公益通報者保護法は、不正を正す人を守るための制度であり、信頼ある行政には不可欠です。その本旨に反する対応は、県政への信頼を大きく損なう恐れがあります。議会としても、知事の姿勢を厳しくチェックしていかなければなりません。

震災30年を迎えた今年、私たちは改めて兵庫の未来をどう築くのか問われています。大阪・関西万博や神戸空港の国際チャーター便就航など、変革のチャンスを生かし、県民の皆さまとともに希望ある地域を築いていきたいと考えています。

これからも、県政のあるべき姿を追求し、真摯に議会活動に取り組んでまいります。