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2025.7.8

未来を拓く新たな財源!日本版「政府系ファンド」がもたらす希望

今回は、公明党が重点政策として掲げる「日本版政府系ファンド」についてご紹介します。これは、国の資産を計画的かつ戦略的に運用し、新たな財源を創出するための重要な取り組みです。

 

●政府系ファンドとは何か?
政府系ファンド(ソブリン・ウェルス・ファンドとも呼ばれます)は、政府や政府機関が運用する投資ファンドで、主に石油収入や外貨準備金、年金積立金などの公的資金を原資としています。世界ではノルウェー、シンガポール、中東諸国などが代表的な例で、ノルウェーのファンドは約240兆円もの巨額資産を運用しています。
これらのファンドは、単なる資産の蓄積ではなく、国家戦略や産業育成、イノベーション推進など中長期的な視点で投資を行い、国の経済基盤を強化する役割を担っています。
日本版政府系ファンドの狙い
• 国の資産を計画的に運用する公的年金の積立金を運用するGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の成功経験を活かし、年金積立金や外貨準備金などの資産をより積極的に運用し、国の財政基盤を強化します。
• 新たな財源の創出財政の持続可能性を高め、政策実現のための安定した財源を確保することを目指します。
• 長期的・戦略的な投資短期的な利益ではなく、脱炭素、半導体、AI、スタートアップ支援など、国家戦略に基づく重要分野への投資を進めます。
• リスクを取った投資の推進民間資本が投資しにくい初期フェーズの研究開発や新産業育成にも積極的に資金を投入し、産業の裾野を広げます。
• 民間との連携促進政府が旗振り役となり、民間資金を呼び込むことで、より大きな経済効果を生み出します。

 

●公明党が提案する背景と意義
日本は世界第2位の外貨準備高を持ち、またGPIFによる年金積立金の運用で累積収益が155兆円を超えるなど、豊富な公的資産を有しています。しかし、これらの資産は現状、十分に戦略的に活用されているとは言えません。
公明党は、これらの資産を活用して新たな財源を生み出し、将来の世代に負担を先送りしない持続可能な財政運営を実現すべきだと考えています。これが日本版政府系ファンド創設の大きな狙いです。
海外の事例と比較
• ノルウェー政府年金基金世界最大級の政府系ファンドで、約240兆円の資産を長期的に運用。国家財政の安定に大きく寄与しています。
• シンガポールのテマセク多様な分野に投資し、国家の経済成長戦略を支えています。
• 米国や韓国の動きトランプ政権や韓国政府も政府系ファンドの設立や活用を進めており、国際的にも注目されています。

 

●公明党の政策実現に向けて
公明党は、これまでのGPIFの運用経験を最大限に活かしつつ、国の資産をより積極的に運用するための法整備や制度設計を進めています。これにより、安定した財源を確保し、医療・福祉、教育、環境対策など国民生活に直結する政策の充実を目指します。
また、リスクを取った投資を通じて、未来の産業や技術革新を支援し、日本経済の持続的成長に貢献していきます。

 

●まとめ
日本版政府系ファンドは、公的資産を戦略的に運用し、新たな財源を創出することで、持続可能な社会保障や経済成長を支える重要な仕組みです。公明党はこの政策を参議院選の重点政策として掲げ、国民の皆さまの安心と未来のために全力で取り組んでいます。
皆さまのご理解とご支援を心よりお願い申し上げます。