
神戸空港では、地球温暖化対策の一環として、空港制限区域内に地上支援車両(GSE)向けの急速充電器を設置し、電動車両の運用を本格化しました。制限区域内にGSE用急速充電器を整備・共用するのは、全国で初めての取り組みです。(出典:神戸新聞)
設置された充電設備は計5基で、うち4基がGSE用、1基が一般車両用です。ANAは電動トーイングトラクター2台と電動ベルトローダー1台を導入し、年度内に計5台体制へ拡充予定です。充電には30〜60分かかりますが、作業の合間に順番で充電する「ローテーション運用」で業務に支障が出ない体制を整えています。これにより、排出ガスゼロと静音化が進み、空港環境の改善が期待されています。
神戸市は「2030年度までに温室効果ガスを2013年度比で46%削減、2050年度には実質ゼロ」を目指しています。今回の電動化は、その実現へ向けた象徴的な一歩です。行政・企業・地域の連携による脱炭素の推進を、これからも神戸から進めてまいります