全国でクマの出没・被害が相次ぎ、今年度の死亡者は12人と過去最悪だった2023年度を上回りました。気候変動による餌不足や里山の環境変化、人の減少などが重なり、深刻な状況です。命を守るには、国・自治体・地域が一体で行動することが欠かせません。
● 政府と公明党の緊急対応
政府は10月30日に関係閣僚会議を開き、11月中旬までに緊急対策をまとめる方針です。公明党も現場調査や懇談会を通じ、
猟友会の要望や住民の不安を把握しています。現場では人員不足と高齢化が課題で、迅速な駆除体制の確立が急務です。
● 地域の安全確保へ
警察によるライフル使用や緊急対応人材の確保など、運用面の強化が進められています。同時に、住民への情報伝達や
防災無線・SNS連携など、地域での警戒体制づくりが重要です。
兵庫県内でも北部を中心に目撃が続いており、私も県議会を通じて予算確保と専門人材支援の充実を訴えています。
今後も安全意識を高め、地域一体で「命と暮らしを守る環境」を築いてまいります。
(出典:公明新聞 2025年11月5日付)