こんにちは、神戸市北区選出の兵庫県議会議員、大塚公彦です。
今日は、車いすの方も利用しやすい「ユニバーサルデザイン(UD)タクシー」についてお話しします。誰もが安心して
外出できる社会には、“移動の自由”が欠かせません。
● 利用しやすいUDタクシーの環境づくり
UDタクシーは、車いすのまま乗車できる設計の車両です。全国的に導入が進む一方、乗車に時間がかかる、
ドライバーが操作に不慣れ、対応台数が少ないなど課題も残ります。
ドライバー研修やマニュアル徹底、利用者との連携強化が求められており、県としても交通事業者と協力しながら、
誰もが気軽に利用できる環境を目指します。
● 地域格差と今後の課題
調査では、車いす利用者が乗車を断られた割合は「東京都内8%・その他44%」とされ、都市と地方で大きな差があります。
UDタクシーの普及率も東京が約57.5%と高い一方、地方では依然として低水準です。坂道や住宅地が多い神戸市北区では、
移動手段の確保が生活の質に直結します。今後は車両導入だけでなく、地域交通支援員の育成や予約システム改善など、
地域全体で支える仕組みが必要です。
最後に、すべての人が自由に移動できる「やさしい交通社会」の実現へ、県議会でも取り組みを進めてまいります。
安心して外出できる街こそ、真の“共生のまち”です。