こんにちは、神戸市北区選出の兵庫県議会議員、大塚公彦です。
本日は、公明新聞の特集記事で報じられた、オランダ総選挙を通じて浮かび上がった
「中道政党への期待」についてご紹介します。海外の政治動向ではありますが、日本の政治や地域社会を
考える上でも多くの示唆が含まれています。
● オランダ総選挙で示された民意
公明新聞によると、オランダの総選挙では、生活を重視する現実的な政策を掲げる中道勢力への
支持が広がったことが特徴とされています。中道リベラルの「民主66(D66)」が支持を伸ばし、
連立政権内で重要な役割を担う一方、中道右派勢力も議席を伸ばしたと紹介されています。
極右政党が一定の支持を維持する中でも、社会の分断を避け、安定した政治運営を志向する中道政治の重要性が、
有権者の選択として表れた形と受け止められます。
● 極端化を防ぐ中道政党の役割
記事では、同志社大学の吉田徹教授が、欧州各国で極右政党が台頭する状況にあっても、中道政党が連立の軸となり、
極端な主張に歯止めをかけていると分析しています。
中道政治は、対立を煽るのではなく、異なる意見の間に立ち、合意形成を重ねながら現実的な政策を進めていく
点に特徴があります。こうした「漸進主義」の姿勢が、中道の重要な役割とされています。
神戸市北区における県政・市政の課題を考える上でも、対話を重ね、現場の声を丁寧にくみ取りながら
一歩一歩前進する政治姿勢は欠かせません。海外の事例から学びつつ、地域に根差した政策を着実に進めることが、
地方議員に求められる役割だと改めて感じています。今後も誠実な政治を貫き、
信頼される県政の実現に取り組んでまいります。
(出典:公明新聞)
兵庫県議会議員
神戸市北区
大塚公彦