
こんにちは、神戸市北区選出の兵庫県議会議員、大塚公彦です。
介護保険制度が導入されて26年。「介護は社会全体で支える」という理念のもとスタートした
この制度ですが、いまなお多くのご家庭が家族だけで介護を抱え込んでいる現実があります。
家族介護をめぐる深刻な実態と、支援体制の必要性についてお伝えします。
● 家族介護の現場で何が起きているのか
厚生労働省の調査によると、2006〜24年度の間に介護をめぐる虐待や殺人などで亡くなった高齢者は
計486人にのぼります。
死因で最も多いのは殺人や心中・心中未遂で約200人(全体の約45%)、
ネグレクト(放棄・放置)も132人と深刻です。
亡くなった方の7割は女性で、加害者483人のうち約69人が「加害者死亡」。
加害者は息子が最多で、次いで夫、娘の順でした。家族だけで介護を続ける中で追い詰められ、
悲しい結果に至るケースが後を絶ちません。
● 抱え込まない仕組みづくりが急務
特に注目すべきは、事件が起きた家庭の54%が介護サービスを利用していなかった点です。
訪問介護などのサービスにつながっていれば、早期に異変を察知できた可能性があります。
サービス利用の促進とともに、外部への相談を恥ずかしいと感じさせない地域の雰囲気づくりも大切です。
家族だけに介護負担が集中しない社会をめざし、地域での支え合い体制の強化が不可欠です。
介護に悩まれている方は、どうか一人で抱え込まず、
地域包括支援センターやお近くの相談窓口にお声がけください。
(出典:神戸新聞)
兵庫県議会議員 神戸市北区 大塚公彦