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2026.8.6

【神戸市北区】大塚公彦 兵庫県議会文教常任委員会の一員として、播磨地域の教育現場を視察しました。

姫路工業

 

先日、兵庫県議会文教常任委員会の一員として、播磨地域の教育現場を視察しました。

今年で創立90周年を迎えた名門・兵庫県立姫路工業高等学校。ここで見たものは、これからの兵庫の高校教育を変える大きなヒントでした。

姫工は、文部科学省の「マイスター・ハイスクール普及促進事業(MHP)」の拠点校(令和6・7年度指定)。
テーマは「カーボンニュートラルへの挑戦! 〜蓄電池業界を牽引するゲームチェンジャーの育成〜」です。

EVやスマートフォンに欠かせない蓄電池は、いまや国家の最重要戦略産業。
関西圏では今後5年間で約1万人の雇用創出が見込まれる一方、現場を支える人材は圧倒的に足りていません。

姫工では、パナソニックエナジー、GSユアサ、地元のプライムプラネットエナジー&ソリューションズ(PPES)といった企業と「産・学・官・金」が一体となった連携体制を構築しています。

 

私が最も衝撃を受けたのは、生徒たちの変化を示すデータでした。

蓄電池分野への就職希望者は、令和5年度のプレ実施段階では0人から3人程度。全科で本格導入した令和6年度に3人から6人となり、令和7年度には一気に14名へ。

さらに、希望の理由そのものが変わっていました。以前の「大手企業だから」「将来が安定しているから」から、いまは「技術内容そのものが面白い」「この仕事は地球を救う社会的意義がある」へ。受け身ではなく、主体的な言葉に変わっていたのです。

 

姫工は資格取得実績でも近畿圏の上位30位以内に連続して入り続けている唯一の学校であり、高校生ものづくりコンテスト全国大会では工業化学科の女子生徒が全国優勝(翌年も3位)、日本で同校にしかない溶接科でも全国準優勝を果たしています。

その原動力は、企業の開発現場と同等の「本物」の機器を使い、自らの手で試行錯誤する課題研究(探究学習)です。
産業技術総合研究所での小型電池製造実習、EVの整備工場見学、高校生が先生役となって地域の小学生にレモン電池づくりを教える出前授業。能動的なアウトプットの積み重ねが、自ら考え、行動し、協働する「非認知能力」を引き出しています。

この成果を一部の専門高校だけの特権にしてはなりません。播磨福崎高校をはじめとする普通科の「総合的な探究の時間」へ横展開していくためにも、現場が抱える3つの壁を政治と行政が取り除く必要があります。

 

・熱心な特定の教員に負担が集中する「属人化」の解消
・人事異動でプログラムが途切れないための仕組みづくり
・地元に戻る「還流人材」、地元を応援する「関係人口」の育成

 

教育は「人づくり」であり、人づくりこそが地域の未来づくりです。姫工が示した成果を兵庫県全体の学校の魅力化と地域産業の発展へつなげられるよう、県議会の場から具体的な政策提言を重ねてまいります。

 

兵庫県議会議員
神戸市北区
大塚公彦

 

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