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お知らせ・ニュース

2025.6.7

コメ価格高騰と安定供給へ――新たな農政改革に向けて

今回は、私たちの暮らしに直結する「お米」の安定供給に関する政策の最新動向をお伝えします。

 

● コメ価格高騰への対策が始動

近年、コメ価格の上昇が続き、消費者の皆様から「この先も安心して買えるのか」といった不安の声が寄せられています。
背景には農業人口の減少や、昨夏の品薄などが影響しています。

こうした事態を受け、政府は6月5日に「米の安定供給等実現関係閣僚会議」を初開催。石破首相は、持続可能な生産体制の整備と、消費者が手に取りやすい価格の維持を両立させる重要性を強調しました。

 

● 生産調整から増産へ、農家の安心を支える仕組みづくり

これまでの「減反」政策から脱却し、政府は「増産」への転換を模索しています。
注目されているのは、市場価格が下がっても農家の所得を守る新制度の導入。安心してコメ作りに取り組める仕組みが、安定供給にもつながります。

 

● 備蓄米の小分け販売がスタート

消費者支援の一環として、政府備蓄米の小分け販売も始まりました。
ローソンやファミリーマートでは1キロ単位、セブン-イレブンでは2キロの無洗米を販売。単身世帯や高齢者世帯の声に応える、身近で実用的な取り組みです。

 

● 農と暮らしの未来に向けて

お米は私たちの暮らしを支える大切な主食。今回の改革は、農家の安定経営と消費者の安心を両立させる大きな転機となります。

今後は、価格高騰の背景分析や流通改革、新たな支援策の具体化が期待されます。
私も地方から声を届け、兵庫の農業と食の安心を守るため尽力してまいります。

時代の転換期だからこそ、皆さまと共に考え、よりよい未来を築いていきましょう。