子ども食堂やフードバンクなど地域の食支援現場を支える「政府備蓄米の無償交付」拡充について、最新の動きをご報告します。
●フードバンク・子ども食堂への支援強化
農林水産省は6月24日、フードバンクや子ども食堂などへ無償で交付する政府備蓄米の交付量を追加で増やす方針を発表しました。物価高騰や米不足による現場からの要望を受け、食支援の充実が図られます。
●交付枠拡大と追加申請の機会
従来は1団体あたり年間3回・合計1.2トンが上限でしたが、今回から上限に達した団体にも追加交付が認められる新たな枠が設けられます。また、申請受付は年2回でしたが、今回は8月にも追加申請が可能となります。これにより、現場のニーズに柔軟に対応できる体制が整いました。
●現場提案が政策拡充を後押し
この政策拡充は、公明党の高橋みつお参議院議員が兵庫県内の現場の声を踏まえて政府に提案し、実現したものです。高橋議員は「一日も早い交付を」と要請し、地域の食支援強化に貢献しています。
●交付実績の大幅増加
備蓄米の交付実績は、2024年度が約376トンと前年の約140トンから2.7倍に拡大し、2025年度も6月時点で既に150トンを超えています。今後もさらなる増加が見込まれます。
物価高騰や生活困窮が続く中、地域の子どもたちやご家庭を支える食のセーフティネットが拡充されることは、大きな希望です。私も現場の声を政策に反映し、安心して暮らせる社会づくりに尽力してまいります。