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お知らせ・ニュース

2025.6.7

政府備蓄米、全国の小売店へ早期供給 ― 安定したコメ流通と価格対策の最前線

今回は、コメ価格の高騰を受けた政府備蓄米の供給対策とその現場の状況についてお伝えいたします。

 

● 政府備蓄米を全国へ ― 安心を支える流通体制の強化
コメ価格が上昇する中、消費者の皆さまに安定供給を届けるべく、政府は備蓄米の全国供給を加速しています。
鉄道などの輸送網を活用し、環境負荷にも配慮した輸送体制の強化が進められています。

 

● 小売現場の反応 ― 都内では連日完売も
都内の量販店では、1〜2kgの小分けパッケージが導入され、連日完売する店舗も出てきています。こうした需要に対応するため、1万5000トン規模の備蓄米が今月中に全国へと流通する見通しです。

 

● 中小事業者にも供給拡大 ― 101社が申請確定
政府は中小スーパーや米穀店への供給も重視し、随意契約による売り渡しを進めています。すでに101事業者が申請を終え、1万3000トン以上の流通が予定されています。物流面の調整など、現場では引き続き工夫が求められています。

 

● ネット販売も人気 ― 即完売の状況続く
楽天やアイリスオーヤマなどの通販では、受付直後に完売が続出。大手チェーン各店も順次取り扱いを開始し、消費者の「必要なときに、必要な分だけ」というニーズに応える体制が整いつつあります。

 

● 政策の今後 ― 初の関係閣僚会議で本格議論へ
6月5日には、石破首相を議長とする関係閣僚会議が初めて開催されました。小泉農水相は「コメ流通全体の見直し」を掲げ、今後は生産から流通まで一体となった見直しが進められます。

 

● 安心できる食卓のために
お米は私たちの生活の基盤。国・業界・自治体が一体で対策を進める今、私も兵庫から現場の声を届け、誰もが安心して暮らせる社会の実現を目指してまいります。