今回は、公明新聞の記事「高温に強いコメじわり拡大」をもとに、地球温暖化が進む中での日本農業の取り組みや今後の課題についてご報告します。
■ 高温耐性品種の拡大
日本各地で気温の上昇が進み、農業にも大きな影響が及んでいます。特にお米づくりでは、高温による品質低下や収量減の懸念が強まっています。記事では、「にじのきらめき」や「きぬむすめ」など高温に強いコメの作付面積が右肩上がりに増えていること、ブランド化による付加価値向上も課題であることが取り上げられています。
兵庫県内でも、こうした高温耐性品種の導入と技術支援が重要になっています。農家の皆さんが安心して収穫できるよう、県としても新しい品種の普及や適応策を積極的に後押ししていきます。
■ 消費者の意識改革と長期戦略
記事中、農業の専門家による「長期戦略の必要性」や「消費者の意識変革」の重要性が強調されています。これからの日本農業は、温暖化対策だけでなく、消費者が多様な品種や新しいブランド米を前向きに選択し、食卓に取り入れる文化を育てていくことが不可欠です。
兵庫県でも、農業振興、地産地消、気候変動対策などの観点から、さまざまな施策強化を検討しています。
■ 農業の未来を守るために
温暖化の進行は待ったなしです。生産者のみならず、私たち一人ひとりが「未来の食」を考え、地元農業を応援することが大切です。県政としても、研究機関や市町、農家と連携し、安定した食糧供給と農家の皆さんの安心につながる政策を推進します。
兵庫の農業を守り、次世代に安心して受け継いでいくために、皆様の声をしっかり受け止めながら、共に前進してまいります。今後とも、ご支援ご指導をよろしくお願いいたします。