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お知らせ・ニュース

2025.5.26

万博来場者が過去最多に――混雑の現状と広がる経済効果

2025年5月23日、大阪・関西万博の一般来場者数が約13万9千人と過去最多を記録し、開幕以来の累計来場者数も500万人を突破しました。会場は大きな盛り上がりを見せ、今後も会期終盤に向けてさらなる来場者増が期待されています。

 

現地の盛り上がりと混雑の実態

人気パビリオンには長い行列ができ、最大で4時間を超える待ち時間も発生しています。特に午前10時から午後3時ごろは混雑のピークで、週末や祝日、好天時はさらに混み合います。予約システムの利用が進められていますが、アクセス集中によるトラブルや、予約の難しさに戸惑う声もあります。一方、平日や雨天時は比較的空いており、混雑を避けたい方にはおすすめのタイミングです。

 

混雑緩和と受け入れ体制の強化

万博協会や自治体は、誘導スタッフの増員や案内表示の見直し、WEB予約システムの改善など混雑緩和策を進めています。新たに夜間営業や来場タイミングの分散を促す仕組みも検討されています。また、交通渋滞対策として、在宅勤務や時差出勤、公共交通機関の利用促進、混雑区間の迂回など、官民一体の取り組みも広がっています。

 

万博がもたらす地域経済への波及効果

混雑という課題はあるものの、万博は関西全体の経済活性化に大きく貢献しています。最新の試算では、経済波及効果は基準ケースで2兆7,457億円、拡張ケースでは3兆円を超える見込みです。兵庫県にも約722億円の効果が及ぶとされ、県内では「ひょうごフィールドパビリオン」など独自の取り組みも展開され、地域振興につながっています。

 

希望と工夫で楽しむ万博体験を

万博は未来技術や国際交流、地域経済の発展を体感できる貴重な機会です。混雑を避けるには、事前予約や平日・雨天の来場、公式アプリの活用が有効です。交通対策や案内体制も日々改善されており、誰もが安心して楽しめる環境が整いつつあります。
今後も兵庫県、神戸市北区から、万博を通じて地域の魅力を全国・世界に発信していきます。関西万博は、にぎわいと課題の両面を抱えながらも、関西全体の未来に希望をもたらすイベントです。混雑対策の工夫と地域の連携で、誰もが楽しめる万博を一緒に創り上げていきましょう。