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2026.3.30

別姓議論に思う社会のあり方【神戸市北区】兵庫県議会議員 大塚公彦

こんにちは、神戸市北区選出の兵庫県議会議員、大塚公彦です。

本日は、近年議論が続いている「選択的夫婦別姓」と、その議論とも深く関わる旧姓の「単記」をめぐる

社会的な論点について、新聞社説をもとに考えてみたいと思います。

家族のあり方や個人の尊重が問われる中、社会全体で丁寧な議論が求められています。

 

● 制度と国民意識のバランス
選択的夫婦別姓については、個人の尊厳や多様な生き方を尊重する観点から導入を求める声がある一方で、

家族の一体感や子どもへの影響などを懸念する意見も根強くあります。

特に、日本では結婚に伴う改姓の負担が女性に偏っている現状があり、この不利益をどう是正するかが大きな論点です。

制度の見直しは、利便性の問題にとどまらず、社会全体の価値観や長年培われてきた慣習との

調和をどう図るかという課題でもあります。

幅広い国民の理解を得ながら、慎重に進めていく必要があります。

 

● 現実的な課題への対応
現行制度では、住民票やマイナンバーカードなどの公的書類に旧姓を記載する場合、

結婚後の姓との「併記」が必要で、旧姓のみを記す「単記」は認められていません。

こうした中、政府は第6次男女共同参画基本計画で、旧姓の単記も可能とする法制化の検討を

進める方針を示しています。

現行制度のもとでも、住民票やマイナンバーカードなどで旧姓の通称使用が広がるなど、

一定の対応は進められています。

一方で、旧姓の単記が実現しても、選択的夫婦別姓の導入議論がかえって先送りされるのではないかとの

懸念もあります。

現実的な課題解決と、将来を見据えた制度設計の両立が求められます。

 

最後に、神戸市北区においても、多様な価値観を尊重しながら、誰もが安心して暮らせる地域づくりが重要です。

旧姓の単記の検討を進めると同時に、選択的夫婦別姓を含む家族法制の在り方についての議論を後退させることなく、

冷静に深めていくことが重要だと感じます。

今後も社会の動向を注視しつつ、地域の声を大切にした取り組みを進めてまいります。

 

(出典:神戸新聞)

 

 

兵庫県議会議員
神戸市北区

大塚公彦