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お知らせ・ニュース

2025.4.8

学びの多様化学校「みらいポート」で変わる子どもの学び:神戸市の新たな挑戦

神戸市内において、不登校の児童・生徒を受け入れる県内初の公立中学校「学びの多様化学校(不登校特例校)」みらいポートの開設が発表されました。4月10日から生徒が登校を開始する予定です。

この学校は、通常の教育課程とは異なる柔軟なカリキュラムを導入し、不登校の子どもたちに自分のペースで学べる環境を提供します。学習支援員の配置なども含め、一人ひとりの事情に寄り添った学びを可能にするもので、教育全体の在り方にも一石を投じる取り組みです。

 

地域における意義と期待
神戸市北区をはじめ、県内には不登校の子どもたちが少なくありません。彼らが学びの機会を確保し、社会とのつながりを持ち続けられる選択肢が増えることは、地域社会にとっても重要です。

みらいポートは、「子どもが自ら学び、社会と関わる力を育む場所」として、教員・カウンセラー・地域ボランティアが連携して支援にあたります。地域ぐるみで子どもの未来を支えるモデルとして、今後の広がりが期待されます。

 

課題と展望
新たな取り組みには課題も伴います。運営には専門的な人材と安定した予算が必要であり、行政・教育委員会・地域が連携して支える体制が不可欠です。また、学校外で学ぶことへの理解を広める啓発や、卒業後の進路の整備も今後の課題です。

こうした課題の克服には、多様な主体の協力が求められます。県議会議員として、私も県・市との連携を強め、この新しい教育モデルが成功するよう取り組んでまいります。

 

多様な学びを支える地域へ
みらいポートの開校は、「通えない子どものための場」を超え、「一人ひとりに応じた学び」を実現する大きな一歩です。地域・家庭・学校が一体となり、柔軟な教育を実現していくことが、今後ますます求められます。

 

ICTの活用や企業との連携を取り入れた教育モデルが広がれば、通常の学校にも新しい学びのかたちが波及していくでしょう。神戸市北区をはじめ、県内の子どもたちにとって多様な学習環境が整うよう、これからも全力で取り組んでまいります。