
こんにちは、神戸市北区選出の兵庫県議会議員、大塚公彦です。
兵庫県豊岡市が、市街地でのクマ出没を想定した「緊急銃猟」訓練を実施しました。
市町村の判断で銃の使用が可能となった新制度を踏まえたもので、兵庫県内では初めての訓練です。
全国でクマ被害が相次ぐ中、市民の命を守る実践的な取り組みとして注目されます。
訓練では、市役所北側の防災倉庫にツキノワグマ1頭が立てこもった想定で、市職員や県、警察など
約40人が参加しました。サーマルスコープやドローンでクマの位置を確認し、その情報を基に
ガバメントハンターが模擬銃を使って安全な発砲手順を確認しました。市街地という制約の多い環境下で、
安全最優先の対応が検証されました。
緊急時に冷静な判断を行うには、こうした具体的な訓練の積み重ねが不可欠です。
9月の法改正により、市町村が人の生活圏に出たクマに対し緊急銃猟を実施できるようになりました。
制度を実効性あるものにするため、事前の準備と検証が重要だと感じます。
また、住民の避難誘導や周辺道路の交通規制、現地本部の設置など、関係機関との連携を含めた対応も
確認されました。捕獲だけでなく、住民への周知や避難誘導を含めた多面的な対応が求められる中、
豊岡市の取り組みは大変意義深いものです。
神戸市北区でも、自然と隣り合わせの地域特性から、クマやイノシシなど野生動物対策は重要な課題です。
豊岡市の先進事例を参考に、地域の実情に即した対策強化に生かしていく必要があり、
今回の訓練から学ぶ意義は大きいと感じています。
最後に、市民の命を守るため現場で尽力されている関係者の皆さまに心から敬意を表します。
私も引き続き、地域の安全・安心の確保に全力で取り組んでまいります。
(出典:公明新聞)
兵庫県議会議員
神戸市北区
大塚公彦