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お知らせ・ニュース

2025.2.16

持続可能な農業へ – 収入保険と所得補償の現状

先日、農政環境常任委員会にて、兵庫県の農協運営、農業金融、農業保険制度について議論しました。収入保険の加入促進や新規就農者支援、農業所得の安定化が重要な課題となっています。

 

兵庫県の農協と農業金融

兵庫県には14の総合農協があり、営農支援、販売促進、信用・保険事業を展開。信用・共済事業は黒字だが、営農指導や経済事業は赤字のため、販売力向上と経営支援が求められています。農業共済・収入保険の導入は進んでいるものの、加入率の向上が課題です。

 

収入保険の課題

収入保険は、自然災害や市場価格の変動など広範なリスクをカバーする制度ですが、加入率が低い水準にとどまっています。特に小規模兼業農家では掛け金の負担が大きく、加入が進みにくい状況です。

 

新規就農者支援と所得補償

農業の新規参入が難しく、支援策として就農準備資金や経営開始資金があるものの、十分とは言えません。事業拡大時の専門家派遣や補助金の充実が必要です。

 

今後の課題と提言

✅ 収入保険の加入促進 → 小規模農家も加入しやすい制度設計と周知強化。
✅ 新規就農者支援の拡充 → 収益性の高い農業モデルの確立。
✅ 販路拡大とブランド強化 → 県とJAが連携し、兵庫産品の付加価値を向上。

 

持続可能な農業の発展を目指し、今後も現場の声を政策に反映してまいります。