今回は、公明新聞の記事をもとに、公明党が掲げる「支え合う共生社会」の実現に向けた基本理念と声明の内容についてご紹介します。現代日本が直面する「分断と対立があおられる社会」の危機に対し、公明党がどう立ち向かい、どのような社会の実現を目指しているのかを皆さまと分かち合いたいと思います。
●分断と対立の深刻化への危機感今の日本社会は、世代や国籍、様々な価値観を超えた対立や分断が目立つ状況にあります。特に選挙を通じて社会の分裂が深まる懸念が強まり、戦後80年の平和国家としての歩みも後退を迫られる危機感が高まっています。こうした中、公明党は政治の根本原理である「民主主義の対話と共生」を守り抜くことの重要性を強調しています。
●支え合う共生社会の理念公明党代表の斉藤鉄夫氏は、党声明の中で「対立を超え、誰もが安心できる平和と共生社会の構築」を強く訴えました。公明党は結党以来、「生命・生活・生存」を最も尊重する中道主義の政治を掲げ、福祉の充実と平和の確保に全力を挙げてきました。今後も子や孫の世代に対しても、互いに支え合い、排除し合わない包摂的な社会をつくっていく決意です。
●誰一人切り捨てない政治の実践公明党は、政治を目的ではなく手段と位置づけ、国民ひとりひとりの幸福と世界平和を真摯に追求する立場を堅持しています。この社会の基盤となるのは、「安全・安心」が確保された多文化共生社会であり、幅広い世代が支え合える社会保障システムの構築です。誰もが「支えられる側」だけでなく「支える側」になれるセーフティネットが大切であるとしています。
●国際協調と多文化共生の推進公明党は多国間での国際協調を平和の基礎と位置づけています。世界が分断と対立を深め、不安定化する中で、日本は対話と連帯を強化し、法の支配や経済連携、防災、気候変動対策、パンデミック対策などを通じて多国間協力のリーダーシップを果たすべきだと主張。国内では多様な文化を認め合いながら、安心して暮らせる共生社会の実現を目指しています。
●誰もが安心できる包摂的社会とは・政治は国民の幸せと世界平和のための手段であること
・安全と安心を基盤に据えた多文化共生社会の確立
・世代を超えた支え合いを実現する社会保障制度の強化
・国際平和の礎となる多国間の協調の推進
・包摂的で力強い平和と共生の社会づくり
これらの目標に向けて、公明党は偏りや差異を乗り越えた相互理解と人権尊重を進め、すべての人が安心して暮らせる社会の実現に全力で取り組んでいます。