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2025.2.26

神戸市で新たな挑戦! 使用済みカイロを再資源化へ 5月まで実証実験

神戸市と小林製薬が連携し、使用済みカイロの回収・再資源化に向けた実証実験を開始しました。これまで燃えないごみとして埋め立て処理されていた使い捨てカイロですが、鉄鋼製品の原料として再生できる可能性があります。環境負荷を減らし、資源を有効活用するための新たな挑戦です。

 

■ 回収は「エコノバ」32カ所で実施
神戸市が設置を進めているごみ分別回収拠点「エコノバ」のうち、約8割にあたる32カ所に専用回収ボックスを設置しました。

回収場所:「エコノバ」設置拠点(市内32カ所)
回収期間:5月下旬まで(実証実験)
持ち込み可能時間:各施設の開館時間内
使用済みカイロをこれらの回収拠点に持ち込むことで、ごみ削減と資源循環に貢献できます。

 

■ 回収カイロは鉄粉に再生、鉄鋼製品の原料に
回収されたカイロは、小林製薬が不織布の袋と内容物に分別し、リサイクル事業者(アミタサーキュラー)が鉄粉を抽出して鉄鋼製品の原料に再生します。日本カイロ工業会の統計によると、2023年度の全国販売数は17億枚。この取り組みが広がれば、ごみの減量とリサイクル推進に大きく貢献できる可能性があります。

 

■ 神戸市の資源循環への取り組み
神戸市はこれまでも、食品用トレーやペットボトル、詰め替えパックの回収・リサイクル、フライパンなどの鉄製品の再利用を進めてきました。しかし、カイロのような小さな鉄製品のリサイクルは難しいとされてきました。今回の実証実験が成功すれば、新たな資源循環のモデルケースとして全国的にも注目されるでしょう。

 

「捨てる」から「活かす」へ。持続可能なまちづくりに向け、皆さまのご協力をよろしくお願いいたします。使用済みカイロがある方は、ぜひ回収拠点へお持ちください!