高知県で進められる「地域共生社会」の先進的な取り組みとして、「あったかふれあいセンター」の事例をご紹介します。高齢者や障がい者、子どもを含む地域住民が支え合いながら安心して暮らせる環境をつくるモデルであり、兵庫県や神戸市北区にとっても参考になります。
「あったかふれあいセンター」とは
高知県が独自に進める事業で、31市町村に55拠点が設置されています。地域住民が気軽に集える場を提供し、訪問支援や介護予防など多様なサービスをワンストップで提供しています。
高齢者の見守り支援や子育て世代の相談支援、学習サポートなど、地域全体で助け合う体制を整えています。住民主体のボランティア活動が孤立を防ぎ、共生の場を生み出しています。
既存制度を超えた「ゆるやかな見守り機能」
このセンターの特徴は、福祉制度の枠を超え、地域の実情に応じた柔軟な対応ができる点です。
一人暮らし高齢者の安否確認や買い物付き添い、認知症カフェの開催など、日常的なサポートを提供。住民同士が自然と声をかけ合い、気軽に相談できる関係を築いています。
兵庫県でも、こうした取り組みは重要です。地域の皆さまが安心して暮らせるよう、県議会で積極的に取り組んでまいります。
地域共生社会の実現には、行政だけでなく住民の力も必要です。兵庫県議会議員として、皆さまとともに支え合いの輪を広げ、安心して暮らせる街づくりに努めます。