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お知らせ・ニュース

2025.2.19

WHO神戸センターが2026年3月に撤退へ

WHO神戸センターが2026年3月に撤退することが報道されました。

1995年の阪神・淡路大震災後、国際的な保健研究の拠点として設立され、約30年間活動してきましたが、兵庫県と神戸市は支援を継続しない判断を下しました。

 

WHO神戸センターの役割と課題
1998年に開設されたセンターは、高齢化や都市部の健康問題に関する研究機関として機能してきました。しかし、期待された国際的な研究成果の発信が不十分との指摘があり、県と市が年間5億円以上を負担し続けることへの疑問が生じていました。約30年間で160億円の公費が投じられたものの、その効果が問われていました。

 

兵庫県・神戸市の決断と今後
財政負担の観点から支援を継続しない決定が下されました。現在のセンターが入る「国際健康開発センタービル」の活用方法は未定ですが、神戸医療産業都市の一部として、新たな医療・健康研究拠点とする可能性があります。

 

震災復興のシンボルとしての今後
WHO神戸センターは震災復興の象徴でした。今後は施設の新たな活用方法を模索し、神戸の発展につなげることが求められています。